2014年02月18日

香りの歴史はフィレンツェから始まった



800年の歴史をもつ世界最古の薬局、フィレンツェのサンタマリアノヴェッラ薬局から、同薬局を象徴するポプリが届きました。

フィレンツェの丘で採取した草花や木の実を樹脂とともに壺で熟成させたポプリは、一度嗅いだら忘れられない、失われた魂の記憶を呼び覚ますような深く高貴な香りです。

Konohanaのハーブクラフトレッスン:サシェ作りやクローゼットタブレット作りの材料として使います。

受講料は各2500円です。どうぞご予約ください。


Konohana


054-251-8007

  

Posted by Konohana at 16:11フィレンツェ

2011年11月27日

レオナルドダヴィンチ的賢者の石



静岡市美術館で「レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想」をみてきました。

注目の作品がこの「裸のモナ・リザ」。日本初公開です。

なんとも不思議な中性的な雰囲気ですね。

有名なモナ・リザと同じポーズをとっていますが、顔と髪型はパリのルーヴル美術館に展示されている「洗礼者ヨハネ」とよく似ています。

http://www.salvastyle.com/menu_renaissance/davinci_giovanni.html

レオナルドダヴィンチは、洗礼者ヨハネをアンドロギュヌスとして描くことで、統合を表現しているのでしょうか。  

Posted by Konohana at 19:21フィレンツェ

2011年01月31日

おせっかいな幽霊

フィレンツェでの3日目は、歩いてすぐのウフィツィー美術館で、ランチをはさんで数時間を過ごしました。その日の晩は、フィレンツェに20年以上住んでいるヨーコさんとディナーに行く約束をしていました。



にも関わらず、アパートへ着替えに帰るや否や猛烈な睡魔に襲われ、約束をすっぽかして大爆睡してしまいました。



気がつけば夜中。携帯電話にはおびただしい数の着信記録があり、リビングルームのテーブルには、アパートをシェアしたS夫妻からのメモが残されていました。内容は、何度ノックしても返事がないのでふたりで食事に出かけます。というものでした。

3人には、たいへん申し訳ないことをしてしまったと深く反省しながら、冷蔵庫にあるもので夕食をすませました。



その翌日、なんと、3人ともインフルエンザと思われる症状でダウンしてしまったのです。そういえば、美術館でも変な咳をしている人がたくさんいました。S夫妻はアムステルダムの自宅に帰った後もしばらく咳や高熱などの症状が続いたそうです。

私たちは、おせっかいな幽霊たちに眠らされたおかげなのか、お香やポプリで身の回りが清浄に保たれて免疫力が高まっていたせいなのか不明ですが、なにしろ無事に過ごし、帰国することができました。



日本へ帰る飛行機の中も、具合い悪そうに咳をしている人でいっぱいだったんですよ。

かつてペストのパンデミックから身を護るために使われた香りの知恵のおかげだと思っています。

おわり  

Posted by Konohana at 11:38フィレンツェ

2011年01月29日

幽霊はお香がきらい

フィレンツェに着いた日の夜、クローゼットの中から複数の女性がひそひそとおしゃべりをする声が聞こえてきました。

クローゼットを開けてみると、もちろん中は空っぽ。ひんやりとしていて、白っぽいもやがかかっている感じでした。



うるさいな~と思いながら我慢してベッドに入りましたが、どうやら私たちのことを話しているようでした。知らない人たちが勝手に家に入り込んで寝ている・・・みたいなニュアンスが伝わってきます。



うるさくて眠れないので、日本から1本だけ持ってきた無印良品の線香に火をつけたら、話し声はぴたりと止みました。で、翌日、修道薬局で紙のお香、アルメニアンペーパーとポプリを大量に購入したわけです。



その数日後、さらに不思議なことがおこりました。

つづく  

Posted by Konohana at 22:26フィレンツェ

2011年01月28日

最も新しい築150年のアパート

ヨーロッパでの滞在は、個人のセカンドハウスやアパートメントを1週間単位で借りるバケーションレンタルがおすすめ。ホテルより安く、人数が多いほどお得です。



数年前、フィレンツェで滞在した築150年のアパートは、歴史地区とよばれるチェントロ(中心街)では最も新しい建物。4人で利用したので、ひとり当たり、近隣のホテルの約1/5の価格で泊まれました。

石造りの建物の重厚な木の扉を開ければ、そこには近代的にリフォームされた空間が。バスルームが2つと、キッチン、ダイニング、リビング、 そしてベッドルームが2つ。天上が高く、各寝室にはゆったりとしたロフトがついています。天井にはフレスコ画が描かれていました。



住まいから推測するオーナー像は、夫はアフリカなどに出張することが多いビジネスマン。妻はユングの心理学の研究をしていて香水作りが趣味のアクティブな女性。小学生くらいの女の子が2人いて、郊外に家があり、月に数日間このアパートで過ごしているといった感じです。



どこへ行くにも便利で、市場で食材を買って料理したり、フィレンツェ在住の知人を招待したり、まるで暮らしているような感覚で滞在できて楽しかったです。



ところでこのアパートには、女性の幽霊が3人くらい住んでたみたいなんです。

つづく・・・  

Posted by Konohana at 18:02フィレンツェ