今日は天然物化学の最終日。天然由来のさまざまな合成香料を「見せて」いただきました。
私は普段、天然の植物香料だけを扱っているので、例えば、ローズに含まれるダマスコンや、シトロネロールといった、単一成分の香りはとても新鮮でした。
大航海時代に人々が追い求めた香料は、後に成分が単離され、化学者たちの研究の末、合成されるようになりました。
化学合成の香り成分は、特許によって保護され、香水や化粧品、食品、そして医薬品の材料として活用されています。
時間の関係で、アルデハイドや動物香料について聞けなくて残念でしたが、天然物化学は、来年以降は開講されないとのこと。K先生の講座を受講できてラッキーでした。